南海トラフが半割れで1週間避難?南海トラフ地震臨時情報とは
南海トラフ地震臨時情報

 

皆さんは南海トラフ域での地震(半割れ)で、

1週間の間事前避難する可能性があることをご存知でしょうか?

 

政府の中央防災会議にて、

南海トラフ域で巨大地震が起きた場合、

沿岸地域は1週間の事前避難を首相より促されます。

これを南海トラフ地震臨時情報と言います。

この1週間の事前避難になる条件の半割れとはなんでしょうか?

 

今回は南海トラフ臨時情報について触れていきたいと思います。

 

目次

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1週間の事前避難の目的

避難

 

今回発表された南海トラフ地震臨時情報で、

なんで1週間もの事前避難が必要なの?

って思われる方もいるかと思います。

 

これについてものすごく大雑把にまず言うと、

これは南海トラフ域で起きた地震が前震であった場合に備えてとる行動です。

つまり、1発目の地震が本震ではなく、

このあとに南海トラフ地震の本震が来る最悪の可能性がある

だから南海トラフ地震の本震を警戒して避難してくださいっていうのが今回の目的だね。

 

もう少し細かく言うと、南海トラフ想定震源域で起きた地震が、

「半割れ」だっだ場合、もう半分の地域での巨大地震が誘発する恐れがあるために、

半分の地域の沿岸部に住んでいる人たちは、1週間避難してねって事。

 

半割れってどういうこと?

っていうのが感想だよね。

次の章で南海トラフについて簡単に説明するね。

 

1週間も避難できねぇよ!!

事前避難ってどうせ地震なんてこないんでしょ?

なんて思われる方もいるかと思いますが、

南海トラフ地震はそれだけ危険な地震だということを認識してください。

なぜ避難しなければならないのかは、その被害の大きさにあります。

 

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南海トラフとは

 

そもそも、南海トラフ地震でみんな騒いでいるけど、

南海トラフとはなんなのかって所から解説していくね。

 

上の画像を見てもらいたいんだけど、

赤枠で囲まれている箇所が南海トラフと言われている領域で、

その正体は、大陸のプレートと海のプレートが重なっている部分のことを言います。

プレート

大陸のプレートはユーラシアプレート

海のプレートはフィリピン海プレート

 

この二つのプレートは、

大陸側のプレートに海側のプレートが数センチ年間で、

めり込んで行っているんだ。

これによって、二つのプレート間にひずみが生まれます。

 

このひずみに耐え切れなくなったプレートが弾けることによって、

南海トラフ地震が発生するといった仕組みです。

プレート図

引用:相楽中部消防組合消防本部,地震仕組み

 

この南海トラフ地震は今後30年以内に、

マグニチュード9クラスの大規模地震が発生する可能性が、

70~80%もあると言われています。

○将来の地震発生の可能性  [上に戻る]
地震の規模  : M8~M9クラス
地震発生確率: 30年以内に、70%~80%

引用:地震本部,南海トラフで発生する地震

かなり衝撃的な数字だと思うけど、

これは事実に基づいて予測されている数字です。

このデータは文部科学省研究開発局地震・防災研究課より発表されているデータです。

信ぴょう性は高いと見て間違いないでしょう。

 

南海トラフで起きている地震は、

100年~200年の周期で発生しています。

そして前回起きた地震が1946年の昭和南海地震

マグニチュードではM8.0を記録しています。

 

つまり、前回の南海トラフ地震からすでに70年以上も経ってるため、

周期的に南海トラフ地震が起きる可能性がかなり高いといったところです。

 

そしてもし起きてしまった場合、南海トラフ地震での被害は、

政府が公表している数字で32万3000千万人の被害が出ます。

これは東日本大震災の被害より格段に大きい数字です。

また南海トラフ地震発生により、

食料不足や飲料不足が深刻なものになることが予想されています。

 

地震発生翌日に最大430万人が避難所へ、270万人が親族・知人宅などへ避難。

家庭内と公的備蓄で食料が計6340万食、飲料水は計13億3千万リットルあるが、

不足量は1週間で食料が9600万食、飲料水は1億4500万リットルに達する。

被災地内外での買い占め、道路の渋滞や寸断で配送が困難になること、

保管スペースの不足、物資が届いても適切な管理や効率的な配分ができないことも想定される。

引用:朝日新聞,南海トラフ地震の被害想定




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半割れとは

 

では、南海トラフについてわかった所で、

南海トラフ地震臨時情報で1週間の事前避難をする条件である、

半割れとは何かについて解説します。

 

南海トラフは上の章で説明した通り、

2つのプレートが重なりあう所の事と言いました。

この2つのプレートが重なりあう部分が、

とてつもなく長いんです。

 

南海トラフ長さ

引用:Wikipedia,南海トラフ

この赤線のところが南海トラフと言われている部分です。

めっちゃ長いよね。上は静岡から下は九州まであります。

 

このくっそ長い南海トラフ域で起きる地震が4パターンあるんです。

半割れと言われれる地震もこの中に含まれます。

 

全割れ

全割れ

引用:内閣府防災情報のページ,                                               半割れケース、一部割れケースの評価基準について

全割れは南海トラフ想定震源域の広い範囲でプレートが動き、

南海トラフ沿いすべてで被害が出る状態。

 

半割れ

半割れ2

引用:内閣府防災情報のページ,                                               半割れケース、一部割れケースの評価基準について

半割れは南海トラフ想定震源域でプレートが動いた場所と動かない場所があり

半分の地域は被害があるが、もう半分の地域には被害がまだない状態。

 

これが今回の南海トラフ地震臨時情報で想定している地震のことだね。

一部地域で動いたプレートが、まだ動いていないプレートに影響する可能性があるから、

プレートが動く前に事前避難してねって事ですね。

 

一部割れ

一部割れ

引用:内閣府防災情報のページ,                                               半割れケース、一部割れケースの評価基準について

 

一部割れは南海トラフ地震想定域の狭い範囲でプレートが動き、

被害は限られた範囲のみの状態。

 

局所割れ

 

ごく限られた範囲のみで、震源が近くても被害がほとんどない。

 

南海トラフ地震臨時情報とは

 

さて、長々と南海トラフ地震についてお話してきましたが、

ここでようやく本題に入ります。

まず南海トラフ地震臨時情報とはなんだろうって所から解説します。

臨時情報は3つのフェーズに分かれます。

上の画像を参照しながら見てください。

 

フェーズ1 観測した異常な現象

 

南海トラフ想定地震域かその周辺で、M6.8以上の地震が発生した場合。

また、ゆっくりすべりを観測した場合。

ゆっくりすべりとはスロースリップ現象と言われております。

スロースリップ(英: slow slip)は、

地震学の用語で、普通の地震によるプレートのすべり(スリップ)よりもはるかに遅い速度で発生する滑り現象のことである[1]

引用:Wikipedia,スロースリップ

 

このフェーズでは南海トラフ地震想定域での現象がトリガーになってきます。

意識しておくべきは南海トラフ域でのM6.8以上の地震

この地震があった場合に気象庁より南海トラフ地震臨時情報が発表されます。

 

フェーズ2 異常な現象に対する評価

 

異常な現象を観測したあとに、

気象庁が5分から30分程で、南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表します。

ここで、気象庁の専門科たちが集まり迅速に異常現象について検討します。

起きた場所やマグニチュードによって続報として発表する、

臨時情報が変わってきます

 

フェーズ3 評価の結果 発表される情報

 

このフェーズで再度、南海トラフ地震臨時情報が流れます。

最短で異常地震発生から2時間程でこの臨時情報が流れる。

なので、トリガーであるM6.8以上の地震が起きていた場合は、

この2時間の間に避難の準備を始めたほうが吉です。

 

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)

 

M8.0以上の地震が発生した場合は、

巨大地震警戒の臨時情報が発表されます。

この段階で、自治体より避難勧告が沿岸地域にお住まいの方に出されます。

1週間の事前避難は巨大地震警戒の臨時情報が出たときと覚えておいてください。

 

上で説明したように、半割れであった場合に、

誘発してもう半分のプレートが動く可能性があります。

さらなる地震が発生してからでは、

津波から逃げる事ができなくなる可能性があります。

 

巨大地震警戒の臨時情報が出た場合は速やかに、避難を始めるようにしてください。

 

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)

 

M7.0以上の地震が発生したときに、

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の臨時情報が発表されます。

一部割れやゆっくりすべりの場合がこの巨大地震注意ににあたります。

 

この巨大地震注意では避難はしないものの、

避難ルートの確認や、家具などの固定、防災グッツなどの備品確認といった、

今後の地震に警戒し、地震に備えよといった臨時情報となります。

 

南海トラフ地震臨時情報(調査終了)

これは巨大地震警戒や巨大地震注意の現象に、

当てはまらなかった場合に発表されます。

この臨時情報が出たときは安心して大丈夫です。

 

 

1週間の事前避難後について

 

では巨大地震警戒の南海トラフ地震臨時情報が発表されて、

実際に、1週間の事前避難をしたあとはどうするのかが気になるよね。

 

想定されるフローとして、1週間後に避難解除を呼びかけます。

自宅に戻り、警戒を続けてくださいというフェーズになります。

まぁ警戒といっても、いつでも避難できる準備をしとけって感じだと思います。

 

そして地震発生から2週間後に通常の生活をよびかけます。

ここで一旦は地震は直近には起きないと判断されるわけです。

 

 

最後に南海トラフ地震の怖さを知っておいてください。

NHKの南海トラフ地震臨時情報の映像がかなり良質だから、

時間がある方は見てください。

シュミレーションCGで作られていて凄くイメージしやすいです。

※災害の映像が苦手な方は閲覧には気をつけてください。

 

まとめ

 

南海トラフ地震はとてつもなく大きな被害を受ける可能性が高いです。

政府も様々な施策を試みて減災をしようとしています。

僕たちも色々な情報を得て、

自分たちで災害から身を守るためには、

どうすべきかを考えて行動できるといいですね。

 

今回の南海トラフ地震臨時情報が皆様の、

防災意識向上につながることを祈っています。

 

ばいばいばーい




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