積乱雲とは?災害の卵である理由【積乱雲による災害一覧】
積乱雲とは

 

積乱雲とは災害の卵である

誰もが一度は体験したことのある、

ゲリラ豪雨や雷は積乱雲が原因で発生します。

他には竜巻や雹、ダウンバーストといった災害も積乱雲が引き起こします。

 

積乱雲とは一体なんなのかについてや

積乱雲がどんな災害を引き起こすのかについて、

今回は触れていきたいと思います。

 

目次

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積乱雲とは

積乱雲とは

積乱雲とは

 

読者様
積乱雲とはなに?ラピュタの龍の巣のこと?

こーちゃん
うん、バルス!

 

皆さんはこんなイメージの方もいるかもしれませんので、

積乱雲とはについて解説していきますね。

 

積乱雲とは簡単に言ってしまうと、

雲の種類の中では最大の大きさで山のような雲。 (上の画像を見てみて

雲の底面から雲の頂きまでの高さは1万メートルを超えることもある超大きな雲。

そして大きいが故に積乱雲は様々な災害を引き起こす卵となっています。

 

ちなみにラピュタが隠れている龍の巣も巨大な積乱雲です。

なので勇敢な方は積乱雲の中に天空の城を探しに行くのもありかと。(嘘つけ

 

積乱雲の発生原因

積乱雲は大気の状態が不安定な場合に発生します。

これは上空に冷たい空気と地面に暖かい空気がある場合のことを指します。

暖かい空気は上へのぼり、冷たい空気は下へ降りる現象が起きるため、

鉛直上に雲が発達するといったところが積乱雲の発生原因です。

そのため地面に暖かい空気がある夏に積乱雲は発生しやすいとされています。

 

豆知識ですが夏によく見られる入道雲も積乱雲なのです。

同じように上昇気流によってつくられている物です。

 

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積乱雲による災害

積乱雲による災害

積乱雲による災害

 

ここで、僕たちが日常生活する中で、

遭遇する災害について触れてきます。

積乱雲による気象現象は誰もが経験したことがあると思います。

特に夏から秋にかけて非常に多い気象現象です。

 

ゲリラ豪雨

積乱雲により引き起こされる気象現象の一つとして、ゲリラ豪雨があります。

ゲリラ豪雨は突発的に起こる予測困難な局地的大雨のことを言います。

 

ゲリラ豪雨は単一の積乱雲から引き起こされます。

数十mmの大雨を短時間で局地的に降らせるのが特徴です。

この豪雨により、低地での冠水や河川の氾濫・洪水、土砂災害などの災害につながります。

 

ゲリラ豪雨について詳しくは下記記事をチェックしてみてね。

 

低地での危険な冠水箇所(アンダーパス)については以下の記事で解説しています。

アンダーパスの確認方法なども解説しています。

線状降水帯

これは複数の積乱雲が数時間に渡り連続的に発生し、

同じ場所を通過または停滞する積乱雲の列を、

線状降水帯と言います。

長さ50~300km程度、幅20~50km程度とされています。

集中豪雨を引き起こす原因とされています。

 

昨年の平成30年7月豪雨(西日本豪雨)もこの線状降水帯により引き起こされています。

集中豪雨により、河川の氾濫や洪水、土砂災害など様々な災害が引き起こされます。

冠水による街の沈没なども最近では非常に危険な現象であります。

 

線上降水帯については以下の記事でわかりやすく解説しています。

 

落雷

雷が積乱雲の中で発生する原因は、

雹や霰などの氷がぶつかることにより発生する静電気による物です。

 

積乱雲の中では強い上昇気流が発生しています。

積乱雲の中にある水滴は上昇気流により上空の寒い場所へ上っていきます。

この過程で水滴は氷の粒へと変化します。

 

一方で上空にある程度成長した氷の粒は重くなると下へ落下します。

これが上から落下する氷としたから上昇する氷が衝突する要因です。

静電気が積乱雲内に貯めきれなくなったときに落雷が発生するといった仕組みです。

落雷により死亡事故や火事、停電といった災害が引き起こされます。

 

雷の対策については下記をご覧ください。

雷サージについて解説してます。

竜巻

竜巻は積乱雲から地上へ伸びる、

高速な渦巻き状の上昇気流のことを言います。

局地的に発生するものではありますが、

建物や人に甚大な被害を与える事がしばしば起きています。

中心部では猛烈なが吹き、ときには鉄筋コンクリート鉄骨の建物をも一瞬で崩壊させ、人間を含む動物植物、大型の自動車なども空中に巻き上げてしまうことがある。1ヶ所に停滞するものもあるが、多くは積乱雲と共に移動する。その移動速度は様々で、まれに時速100km/hを超えることもある。

引用:Wikipedia,竜巻

上の文を見てもらえるとわかるように、

僕的に竜巻は台風より出くわしたら危険度は高いと思っています。

なにせ破壊力とスピードが尋常じゃないのです。

珍しいのはわかりますが撮影は絶対NGです。即座に逃げてください。

バズるからとか、映えるからとか言ってたら命を落とします。

世の中にはストームチェイサーなる竜巻の撮影を専門としている人たちもいますが、、

 

そんな危険な竜巻ですが日本では、竜巻が発生する可能性がある場合、

竜巻注意情報を気象庁が発表してくれます。

竜巻について詳しくは下記をご覧ください。

ダウンバースト

ダウンバーストは積乱雲の下降気流により発生する。

この下降気流は時として台風並の突風を生むとされています。

 

特にマイクロバーストと言われる局地的な下降気流は、

離着陸時の飛行機に重大な影響を与えます。

アメリカや日本で数々の飛行機墜落事故が発生しています。

 

ダウンバーストの前兆として冷たい風が突然吹いてきたら危険信号です。

ダウンバーストについて詳しくは下記記事をご覧ください。

雹は積乱雲内の上昇気流によって作られます。

積乱雲内で水滴が上昇気流によって寒い場所まで上り、氷の粒に変化します。

氷の粒はやがて重くなり下へ落下します。

落ちていく過程で氷が溶けつつ上昇気流でまた上に上がります。

この時他の氷の粒と合体するなどして更に大きくなっていく。

これを繰り返すことによって雹が生まれているといったところです。

 

ちなみに氷の大きさによって霰か雹かに分かれます。

霰と雹の違い

霰が直径5mm未満

雹が直径5mm以上

 

この雹は日本で直径30cmクラスの雹が落ちてきているのが観測されています。

これはカボチャ並の大きさです。

家屋に当たったり、人に当たったりしたら恐ろしい被害が発生することが予想されます。

最悪死亡事故につながる可能性すらあります。

 

雹について詳しくは下記記事をご覧ください。

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積乱雲のまとめ

こうして積乱雲により引き起こされる災害を列挙してみると、

意外と多くの物があることがわかるよね。

特に夏に積乱雲は発生しやすいから、

これからの時期は要注意です。マジで雷は怖い。

 

先日九州地方でも積乱雲の線状降水帯による豪雨があったし、

積乱雲は侮ってはいけません。どんな時でも対処できる用に、

知識と防災グッツの準備は忘れないようにね。


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以上、防災やってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

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