先日、緊急地震速報の誤報があったのを覚えているかな?

突然スマホから緊急地震速報の鳴る音はホントびっくりするよね。

緊急地震速報ってそもそもどういう仕組みで利用者に知らせるかご存知でしょうか?

仕組みを知っておく事で、地震が起こる前になぜ発生を予知できるのかがわかります。

 

今回は緊急地震速報の仕組みについてや、

緊急地震速報がなった時の対応についても触れて行きたいと思います。

 

目次

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緊急地震速報とは

緊急地震速報とは

緊急地震速報とは

 

読者様
緊急地震速報ってうるさいアラームことかしら?びっくりするのよね。

 

確かに突然鳴るのでびっくりしますよね。

しかも電車とか会社とか複数の人がいる場所でスマホが鳴ったときには大パニックですよ。

そこらじゅうで《ギュインギュインギュイン、ギュインギュインギュイン》って鳴りまくるから恐怖を煽りますよね。

では、緊急地震速報ってどういう場合に発表するのでしょうか。

 

緊急地震速報の基準

緊急地震速報には地震の揺れの大きさに応じで2つの発表が行われます。

それが《予報》と《警報》です。

普段僕たちが聞いている携帯から突然鳴るやつは《警報》にあたります。

緊急地震速報(予報)
震度3以上、マグニチュード3.5以上と推定した場合に発表されます。
主に、列車や機器などの制御に活用される。 ※一般向けではないが気象庁で公開はされている
緊急地震速報(警報)
最大震度が震度5弱以上を予想した場合に発表されます。
発表範囲は地震が発生した場所、震度4以上の揺れが予想される地域。
人が強い揺れから身を守る為に活用される。

こんな感じで、結構強い地震のときに発表されるので、

サイレンが鳴ったらとにかく身を守る行動をしてください。

 

緊急地震速報の手段

基本的に緊急地震速報は以下の端末で鳴ります。

緊急地震速報が鳴る端末や設備
テレビ/ラジオ
携帯電話(スマートフォン)
防災無線

スマホやテレビから緊急地震速報のアラームが鳴るのは聞いた事あるかと思います。

初期設定で緊急地震速報が鳴るように設定されているからです。

音が苦手な方は鳴らないように解除もできますがオススメできません。

 

緊急地震速報は切らない方がいい

間違っても、緊急地震速報を甘く見て行動してはいけません。

「別に大したことないでしょ。」「また誤報でしょ。」「・・・・(無関心)」

こんな意識だと、大地震のときマジで死にますよ?これは煽りでもなく脅しでもなく事実です。

阪神淡路大震災では地震による直接死は5500人、このうち約4400人(8割)が倒壊家屋による窒息死や圧死です。

 

この時代は緊急地震速報がなかったので、

身を守ることも逃げることもできなく地震に巻き込まれたと思います。。

でも今は違います。緊急地震速報によって大きな地震が来るときには数秒~数十秒の猶予があります。

その間に逃げることや身を守る事、避難経路の確保ができます。

これだけでも命が助かる可能性がグッと上がります。

だからこそ、緊急地震速報は重要なのです。

サイレンの音が怖いのはとても良くわかりますが、止め方や消し方を調べている方はもう一度よく考えてください。

 

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緊急地震速報の仕組み

緊急地震速報 仕組み

緊急地震速報 仕組み

 

読者様
なんで地震が来るのがわかるの?

確かに地震が来ることをどうして知ることが出来るか気になりますよね。

次は緊急地震速報の仕組みついて解説していきます。

 

緊急地震速報の流れ

まず最初に地震発生から緊急地震速報が鳴るまでの流れをご紹介します。

緊急地震速報 流れ

引用:気象庁,緊急地震速報とは

 

簡単にまとめると緊急地震速報は4ステップを踏むことになります。

地震発生→地震計で地震波を感知→気象庁で計算・発表→端末や設備でサイレンが鳴る

 

ちなみに地震を観測する地震計・震度系・地震観測網は全国に1700箇所あるとされています。

これだけ全国に観測点があるのは驚きでした。

さすが地震大国日本です。あらゆる箇所での地震が観測できます。

そして東日本大震災を経験してから、311の震源近くに観測ポイントが多数置かれています。

そのうち南海トラフあたりの震源ポイントにも観測点が設置されそうですね。

 

南海トラフについては以下の記事で解説してます。

緊急地震速報の仕組みについて

緊急地震速報の仕組みは地震波の《S波とP波》がポイントになってきます。

地震が発生すると、振動が波になって伝わっていきます。これを地震波と言います。

この地震波はP波(初期微動)とS波(主要動)があり、P波の方がS波より早く伝わる性質があるのです。

 

緊急地震速報はこの早く伝わるP波(初期微動)を先に観測することによって、

S波(主要動)が来る前に大きな地震を予知できるって仕組みなのです。

この仕組みが可能なのは全国に1700箇所もある地震観測点があるおかげです。

気象庁さんありがとうございます。国民を代表して御礼を申し上げます。(代表面すんな

 

緊急地震速報の誤報について

とはいえ、この仕組みもシステムなので誤報が起きるときも度々起きます。

直近では2020年7月30日に起きた地震で、実際にはマグニチュード5.8の地震を

マグニチュード7.2と過大に推定したことにより誤報が発生しました。

この時、緊急地震速報が鳴ったが揺れは感じなかったです。

 

原因としては、海域上での地震は地震計が少なかったことにより、

震源の位置を間違った場所で推定したことが原因としています。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

たまに誤報もありますが、目くじら立てずに、地震が来なくてよかった。

というマインドで優しく見守りましょう。

 

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緊急地震速報が鳴ったらどうすべきか

緊急地震速報 鳴ったら

緊急地震速報 鳴ったら

 

じゃあ緊急地震速報が鳴ったときにどうすべきか解説するね。

対策を知っておけば、突然なっても対応できるからね。

場所によって取るべき行動が変わります。

 

家庭の場合

家で緊急地震速報が鳴ったときは、

慌てずに丈夫な机の下に避難や、安全な場所に避難する。

大地震の場合、家具や家電が倒れてきたり、飛んでくるのでとにかく丈夫な机の下が安全。

 

外に飛び出さないようにした方が安全です。

部屋のドアを開けるなど、避難経路を確保しておければ尚安全です。

 

鉄道やバスの場合

電車に乗っている時に緊急地震速報が鳴ったら、

手すりやつり革にしっかり掴まってください。

電車は速報が鳴ったら急停車すると思うので、とにかく掴まっておくことが大事です。

揺れが収まったら、乗務員さんの指示に従ってください。

この場合はパニックになるのが危険です。

 

エレベータの場合

エレベータに乗っている時に緊急地震速報が鳴ったら、

とにかくすべての階のボタンを押して、

速やかにエレベータから降りる事が大事です。

地震の揺れによってエレベーターが止まって閉じ込められてしまうケースが多発するので。

閉じ込めは一番最悪のケースかな。絶対怖いよね。トイレも出来なくなるし。

 

屋外の場合

屋外で緊急地震速報がなった場合は、

ブロック塀に近づかないことや、建物からの看板やガラスの落下を避けるために、

速やかに建物内に避難したほうがいいです。

近くに落下してきそうな物がなければ、その場に待機でも大丈夫です。

 

ブロック塀の危険性については以下の記事で解説してます。

運転中の場合

運転中の場合は、ゆっくり速度を落としながら、

ハザードを焚いて路肩に止める事が大事です。

大地震の場合、道路の状況が一変するので、そのまま運転を続けないほうが安全です。

 

緊急地震速報 まとめ

緊急地震速報は地震大国日本では必要な仕組みです。

突然大きな音が鳴るから嫌いな方も多いかと思いますが、

緊急地震速報があれば、地震が起きるまでの数秒~数十秒で身を守るための準備ができます。

命を守る為にとても大事な仕組みですので、適当にあしらわないようにお願いしますね。

 

以上、防災をやってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

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