皆さんは津波が起きたときの避難場所については確認してありますか?
津波から逃げる為にはとにかく素早く判断し、素早く行動しなければなりません。
だから避難場所は事前に確認して、把握しておくべきなのです。
今回は津波の避難場所についてや、
避難場所マークや避難場所ビルについて触れて行きたいと思います。
目次
津波の避難場所とは

津波 避難場所
避難場所はあります。
ですが事前に避難場所を確認しておかなければ、残念ながら助かる確率は下がってしまいます。
パニック状態ではたどり着くのに時間がかかるし、危険な避難経路を通ってしまう可能性もある。
そうなってしまうと津波からは逃げられません。
東日本大震災(311)では地震発生から、わずか30分程度で8m以上の津波が到達したとの記録があります。
だから津波は一刻を争うのです。少しの時間のロスが命取りになります。
避難場所の事前確認は命を守るうえでとても大事なのです。
津波浸水想定を確認
避難場所を確認するにあたって、
まずは津波がどの程度、陸地に到達するのかを確認する必要があります。
《自分が住んでいる市町村+津波ハザードマップ》で検索してください。
各自治体が津波がどこまで到達するかを想定した津波浸水想定があるはずです。
自分の住んでいる場所や職場、学校などが津波の浸水範囲に含まれているか確認します。
例として茨城県日立港区の津波ハザードマップを載せておきます。

津波 ハザードマップ
こんな感じで地図上でこのエリアは津波が○○m来るみたいな感じでわかりやすく作られています。
そして大事なのは《津波はどこなら来ないのか》がこの地図から読み解く事ができます。
上の地図で言うと色塗りされていない場所が津波が来ない場所です。
つまり山などの高台になります。
避難場所として第1に避難すべき場所がここになります。
なのでここまで逃げる為にはどのくらいの時間が掛かるかを調べておいてください。
避難経路も合わせて確認し、浸水が少ない場所を選んで逃げる経路を考えてください。
ただし、高台まで避難するのに時間が掛かる場合は別の避難場所に避難する必要があります。
津波は地震が発生した場所や規模によって到達時間が変わります。
過去の例では数分で到達した例もあると報告されています。
なので避難場所として大事なのは、とにかく早く高い所に避難する事です。
時間をかけて高台に移動していたら津波に巻き込まれてしまうためです。
津波避難ビルについて
高台に数分で避難できる人は限られていると思います。
ここで重要になってくるのが、津波避難ビルの存在です。
津波避難ビルとは津波から避難するために一時的に緊急避難場所として指定されているビルです。
津波避難ビルは建物の回りや入口に下の画像の津波避難ビルマークが貼ってあります。

津波避難ビルとは
ちなみに津波避難ビルとして指定されるビルは、
耐震安全性が確認されている建物や、3階以上の部分があることが要件としてあります。
なので地震があった時でも安全は確保されていると考えていいかも。
3階以上の建物ということで地上からも大体6m位は離れている建物となります。
津波の避難施設は全国で14903棟あります。(平成30年8月時点)
なので、高台が近くになくて避難場所がわからない方は、
まずは近くに津波避難ビルがないかを確認してください。
津波避難ビルの場所は住んでいる市町村のWEBサイトで確認してください。
津波ハザードマップにも載っているからチェックしてね。
津波避難場所 仙台
最近のトピックスとして東日本大震災で大規模な津波被害にあった仙台では、
津波から逃れるための丘を完成させました。
海抜10mで避難出来る人数は5300人もの人数を収容出来る大規模な避難設備になります。
かなり多くの人が助かる避難場所だから近くに住んでいる人は場所は覚えておこうね。
津波の避難のときの持ち物

津波 避難 持ち物
津波の避難場所や避難経路が確認できたら、
次は避難する際に必要な持ち物を揃えておく必要があります。
大事なのは津波の避難の時は必要最低限のものだけにしてください。
家の中を探している時間や、沢山の荷物を持って移動する時間はありません。
できるだけ全力で避難できる用にしてください。
1次持ち出し品 防災セット
避難の際に必要な持ち物として、
災害時すぐさま持ち出せる用に、防災セットを用意しておきましょう。
そして避難時の邪魔にならないようにリュックタイプのモノを選んでください。
両手を開けておくことはアクシデントに対応するための絶対条件です。
防災セットを持っていない方は以下の物がお勧めです。
必要最低限の物+リュックタイプの1次避難用の防災セットになります。
1次避難用の中身

1次避難用 中身
1次避難用の防災セットはこのように、
避難中と避難先で使用するものがまとまっているものです。
食料や水などはありませんが、避難に特化した防災セットです。
非常にコンパクトで軽く津波から逃げる際にはうってつけの防災セットです。
500mlの水2本くらいは自分で入れておいた方が安心だけどね。
お腹が減ることよりより脱水症状が怖いから。
津波の避難場所 まとめ
津波はいつ何処で起こるかわかりません。
だからこそ事前準備が大切なのです。
避難場所や避難経路、避難の仕方は何回でも確認してください。
それがいざと言うときに命を救う武器につながります。
小さいことを積み上げるのが防災のコツです。
以上、防災をやってみたのこーちゃんでした。
ばいばいばーい