放射能汚染の影響?人にどんな影響があるか解説
放射能汚染の影響

 

放射能って言葉は聞いた事あると思うんだけど、

放射能汚染による人への影響って聞いた事あるかな?

放射能って言うとなんだか怖いイメージがするけど、

何が怖いのって聞くと意外と放射能の危険性って具体的にわからなかったりするんだよね。

 

今回は放射能についてや、

放射能汚染による影響について触れていきたいと思います。

目次

スポンサーリンク

放射能とは

放射能とは

放射能とは

 

福島の原発事故から8年あまりが経過しましたが、放射能について知らない方も多いかと思います。

放射能とは一体なんなのか実際のところ知っていますか?

読者様
なんか危ない体に悪い奴

めちゃくちゃアバウトですが、大筋は間違いではないです。

 

まず放射能の意味を簡単に解説してくと、

放射能とは放射線を出す能力のことを言います。

そして放射線を出す物質のことを放射性物質といいます。

つまるところ、放射性物質は放射能を持った物である。

ということになるのです。

放射線とは

では放射線ってなんなのか?が疑問だよね。

代表的な放射線で人間にとって害のある4つ上げます。

  1. α線(アルファ線)
  2. β線(ベータ線)
  3. γ線(ガンマ線)
  4. 中性子線

※他にもX線とか宇宙線とかも放射線の一種です。

 

どれもなんとなく聞いた事があるかと思います。

放射線は原子核から放出される、粒子や電子、電磁波のことを言います。

原子核は余分なエネルギーがある場合に安定できなくなります。

この時にいらない原子や電子を放出するため、放射線は発生します。

この現象を放射性崩壊と言います。難しい言葉ばかりでごめんね。

 

これら放射線は2つの分類に分けられています。

放射線の分類

粒子線- アルファ線、ベータ線、中性子線

電磁波-X線、ガンマ線

この放射線はそれぞれ物質の透過率が異なります。

透過率によって被ばくのしやすさが違ってくるのです。

放射線の透過力

出典:環境省,放射線

アルファ線やベータ線は透過率はそこまで良くないので、

外部被ばくは比較的しにくいと言われています。

一方ガンマ線は透過率がよく、外部被ばくする可能性が高いです。

詳しくは次の項にて説明します。

スポンサーリンク

放射能汚染の影響

放射能の影響

放射能の影響

 

放射線についてざっくり話したところで、

次は放射能汚染の人体への影響にフォーカスしていきます。

 

被ばくについて

人間が放射線を浴びることによって起きるのが、被ばくと言われる現象です。

被ばくには2つのパターンがあります。

内部被ばくと外部被ばく
内部被ばく - 放射性物質を体内に取り込んで体の内部で放射線を浴びる
外部被ばく - 放射性物質が発している放射線を浴びる
外部被ばくと内部被ばく

出典:環境省,放射線

放射線って意外と生活の中で飛び交っているものなんですよ。

もちろん限りなく小さい値なので、体には影響はほとんどないレベルですけど。

空からだったり、地面からだったり、建物の素材からだったり、

飛行機に乗れば宇宙からの宇宙線だったりと。

それこそ、健康診断に取るレントゲンもX線を使った物なので、

あれも被ばくと言えるものです。

 

これは環境省のデータですが、

日本人は然から受ける放射線量は年間2.1ミリシーベルトと言われています。

 2011(平成 23)年 12 月に、(公財)原子力安全研究協会は 20 年ぶりに、日本人
の国民線量を発表しました。調査の結果、1 年間に受ける日本人の平均被ばく線量は
5.97 ミリシーベルトであり、そのうち 2.1 ミリシーベルトが自然放射線からの被ば
くであると推定されています。

引用:環境省,身の回りの放射線

世界的に見ると日本の被ばく量は少ないみたいだね。

ちなみに放射線を受ける側の単位をシーベルトと読んでいます。

これが放射線を受けた体への影響度のものさしになります。

放射線を出す側の単位がベクレルといいます。豆知識です、はい。

 

被ばくの影響

では、人間はどのくらいまで被ばくしても問題ないのか。

結論から言いますと、1000ミリシーベルと以上を被ばくすると、

自覚症状が出ると言われています。

4000ミリシーベルトを超えると半数が骨髄障害で死亡すると言われています。

 

そもそもなぜ放射線を受けて被ばくすると体に影響が出るのか?

この点についてさらっと触れていきます。

 

放射線により体の中では細胞がダメージを受けます。

中でも放射線はDNAに傷をつけることができてしまうのです。

DNAはカラダを構成するいわば設計図のようなものです。

人間のカラダは賢いので、壊されても修復はできます。

でも基の設計図通り完璧に直せない場合が出てきます。

元通りにDNAが修復できなかった時に起きる染色体異常が被ばくで、

健康障害が起きてしまう原因なのです。これが癌とかを引き起こす可能性がある。

 

なので、放射線は浴びない方がいいのです。

法律で職業として放射線を扱っている人たちは1年間50ミリシーベルと以下、

5年で100ミリシーベルと以下と定めれています。

一般人は1ミリシーベルト以下と線量限度が定められています。

※自然からの被ばくは除く

 

放射線の影響範囲

ではそんなDNAを破壊する放射線はどのくらい体に影響するのか。

上で説明したアルファ線、ベータ線、ガンマ線。

これらは透過率が違うって話したよね。

それによって体に影響を与える箇所が変わります。

放射線の影響範囲

出典:環境省,放射線

左が外部被ばくの際の影響範囲。

右が内部被ばくの際の影響範囲。

 

イメージ的には、

体内に取り込んでしまった場合に影響が高いのがアルファ線。(内部被ばく)

体外からの影響が高いのがガンマ線(外部被ばく)

 

放射能汚染の症状

被ばくしてしまった時の症状の進行例を以下に上げておきます。

日常生活ではこのような事態になることはないかと思いますが、

世の中は何が起こるかわかりません。頭の片隅にでも入れておいてください。

  1. 被ばく数時間以内に、めまい・吐き気・嘔吐の自覚症状が現れる。
  2. 続いて、下痢・頭痛・発熱の自覚症状が現れる。
  3. その後、自覚症状が消えて数週間の潜伏期間に入る。
  4. 数週間の潜伏期間を経た後、内蔵疾患や甲状腺異常など、さらに病状が悪化する

引用:SumTOWN : パブリックCMS・オープンSNS - サムタウン街へようこそ,被ばくした場合の症状と応急処置について

 

スポンサーリンク

放射能汚染の影響まとめ

放射能汚染って意外と知らない事が多かったと思います。

目に見えない放射線だからこそ、情報が命です。

何が危険で何が危険じゃないかは、目に見えるものだけじゃないのです。

これを機に今一度放射能について調べてみてはいかがでしょうか。

自分の住んでいる土地によっても被ばく量は違ってきますので、

確認してみてください。

 

以上、防災やってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事