緊急放流とは
緊急放流とは

 

緊急放流とはについてご存知でしょうか?

正式名称は特例操作といい、ダムがサーチャージ水位を超えないように、

ダムの水を下流に緊急放流する事を言います。

 

先日の台風19号や平成30年西日本豪雨では非常に話題になりました。

ダムの水を一気に川に流すので緊急放流には非常に危険を伴います

現に西日本豪雨では緊急放流により命を落としてしまった方もいます。

では何故危険を犯してまで、緊急放流が必要だったのでしょうか?

 

今回は緊急放流とはについてや、

緊急放流をしなければならない理由について触れて行きたいと思います。

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緊急放流とは

緊急放流とは

緊急放流とは

 

読者様
緊急放流とは?すごい危ないことなんでしょ?

 

緊急放流とは、まぁざっくり言うと危ないことです。 (おい適当すぎ

要はダムがこれ以上水を貯めきれないから、

一旦水を吐き出させてくれって状況なのです。

 

どういう状況なのか、わかりやすいダムの水位と容量の断面図の画像が下記になります。

ダム 水位と容量

引用:国土交通省川の防災情報,ダムの情報

緊急放流は上の画像の洪水時最高水位を超えそうな場合に、

ダムの水を平常時最高貯水位まで放流することを言います。

 

画像で見ると、もうちょっと水を貯めれそうじゃんって思うかもしれませんが、

満杯まで貯めてしまうとかなりのリスクを伴うので、

洪水時最高水位が限界容量だと思っておいてください。

リスクについては下で解説していきます。

 

設計最高水位とは

最悪の状況の時は設計最高水位までは貯める事ができます。

上の画像はほぼ満杯の状況です。

これを上回ってしまうとダムの安全性が保たれなくなってしまう水位。

 

ここまで貯めてしまうと、ダムは上流から流れてきた水量をそのまま、

下流に流すようになってしまいます。

つまり100上流から流れてきたら、100下流に流すイメージ。

水量を調整する余裕がもはやない状態。

 

緊急放流しない事による被害

想定される一番最悪のシナリオは、ダムの決壊。

コンクリートダムである場合は決壊の心配はそこまでありませんが、

ロックフィルダムと言われる、岩石や土砂を積み重ねて建設するタイプのダムは、

決壊する恐れがあるとされています。

ロックフィルダムとコンクリートダム

ロックフィルダムとコンクリートダム

決壊してしまったら大惨事は免れません。

 

次にダムの天端から水が溢れることによる、

ダム設備へのダメージが厄介です。

ダムは基本的に【水を貯める】【水を放出する】この機能を、

状況に応じて水の放出量を減らしたり、増やしたりしています。

ダムの天端にはこれらを制御する電気設備がある場合があり、

溢れ出た水により設備が正常に作動しなくなります。

 

これによって人がダムの水を調節する事ができなくなる。

これが危険な点です。

つまりこうなってしまうと、ダムは水をただ垂れ流すだけの設備になってしまうので、

下流では急激な増水や氾濫、浸水被害が起きます。

 

緊急放流はいつ行われるのか

平成30年西日本豪雨の教訓を基に、

ダム操作規則が更新され、最低でも緊急放流を行う3時間前までには、

市や関係機関などに通知を行わなければならない規則を定めました。

 

西日本豪雨の際は緊急放流を行う事を住民に知らせてから、

わずか1時間10分後には緊急放流を開始しており、これでは避難が間に合わない。

という経緯があり、この規則が定められました。

 

緊急放流は防げなかったのか

防ぐための対策は各ダムで行われています。

事前にダム内の水を減らしておく、事前放流。

台風19号で話題になった城山ダムでも事前放流の対策は行われていました。

それでも緊急放流せざるおえなかったのは、

想定以上の雨が降ったからなのです。

こればかりは人間は自然には勝てません。

 

なので、自治体は緊急放流を事前に行うことを何時間も前にアナウンスしたり、

緊急放流のタイミングをかなり送らせたりと、

住民の避難する時間をかなり稼いでくれました。

 

ここでのポイントは事前に対策をしていても、

緊急放流をせざるおえない状況もあるという事です。

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緊急放流で起こる災害

緊急放流の災害

緊急放流の災害

 

では緊急放流をすることにより、

下流でどんな災害が起こるのか。

 

大きく分けるとこれらの災害になります。

急激な増水による河川の氾濫

河川が氾濫したことによる、広範囲での浸水被害

河川の氾濫が起きれば大きな爪痕を残すことになります。街は瞬く間に水に見込まれます。

そして逃げ遅れれば人もまた飲み込まれます。非常に恐ろしい災害です。

 

緊急放流から身を守るために

では私たちはどうすればいいのか。

答えはやっぱり事前避難が一番の回避策です。

緊急放流を行う場合、事前に自治体から緊急放流が行われるアナウンスがあります。

このタイミングで避難勧告や避難指示が発令されるので、

迷わず避難を開始する事が助かる第一の方法です。

 

西日本豪雨では緊急放流が行われ、

下流にて氾濫、浸水により何名かの方が命を落としてしまっております。

水害は事前避難が鉄則です。

河川の情報やダムの情報には常に注意しておいてください。

河川の状況やダムの状況は国土交通省のサイトからリアルタイムの情報を確認できます。

Point
★国土交通省 川の防災情報

 

避難する際には必ず防災セットは装備して避難してくださいね。

避難先で必要になるものや、避難中に役立つものが入ってます。

持っていない方はこれを機に購入しておいてください。


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豪雨での災害では他にも、

指定河川洪水予報や土砂災害警戒情報や警戒レベルについても確認しておく必要があります。

これらの確認方法などについては以下の記事で解説しているので見ておいてください。

この情報については、必ず見てください。水害はホントに怖いです。

逃げ遅れればホントに命を落としかねない状況になります。

だからこそ知っておいてください。事前に逃げる術を。

 

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緊急放流とは まとめ

緊急放流については賛否が別れますが、

基本的には緊急放流せざるおえない状況もある

ということは覚えておいてください。

これは最悪の結果を回避するために行われている苦渋の決断なのです。

なので私たちも豪雨が予想されている場合は、

早めの避難を心がけたいところです。

 

以上、防災やってみたのこーちゃんでした。

ばいばいばーい

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